阪神・才木 笑顔なき2冠 4勝目&防御率1・52も反省

 「ウエスタン、オリックス0-6阪神」(17日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲)

 スコアボードに6つの0を刻んだが、うつむきながらベンチへ戻った阪神・才木。6回8安打無失点の数字に全く納得できなかった。ウエスタン4勝目を挙げてハーラートップタイに浮上し、防御率も1・52のトップで2冠。安定した成績を残し続けているが、1軍での活躍を目指す右腕は、「今日が(今季の登板の中で)一番反省しないといけない」と結果より内容を欲した。

 初回、この日最速152キロをマークするも、いきなり2死二、三塁のピンチを招く不安定な立ち上がり。6イニング中5イニングで得点圏に走者を許し、苦しい投球が続いた。ただ、「三回からカーブがまとまり出した」と自らの調子を判断して、力で押す投球から緩急中心の投球にシフトチェンジ。度重なるピンチをしのぎ、連続無失点イニングを「22」まで伸ばした。

 20年11月に受けた右肘トミー・ジョン手術から復帰し、先発ローテで奮闘する日々。「疲労はめちゃくちゃ感じている」と明かすが、それでも「(1軍では)中6日で回る。疲れていたからという言い訳は絶対ダメ」。成長するためにも、1試合の結果に一喜一憂する訳にはいかない。

 「(調子が)悪い時もまとめられるように」と悔しさを糧にした。虎のエースになるために、はるかな高みを見据え続ける。

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