阪神・大山 あっぱれ2冠!交流戦キング&打点王 全18試合出場7本塁打21打点

 「オリックス1-9阪神」(12日、京セラドーム大阪)

 交流戦ラストゲームはタイムリー締めだ。一塁上の阪神・大山はベンチの仲間へ手のひらをヒラヒラ~。2-0の五回2死満塁。仲間がつないでくれたチャンスに最高の形で応えた。宮城の外角チェンジアップを逆らわず、右方向へ。2者を生還させ、トレードマークのほほ笑みを浮かべた。

 「勝ったことが一番だと思います。チームとしていい成績を残せましたし、チーム一丸となって戦えた。それに少しでも貢献できたかなと思うので良かったかなと思います」

 チーム交流戦MVP級の活躍で、虎の主砲にふさわしい勲章を手にした。交流戦は全18試合に出場し66打数21安打、打率・318。7本塁打と21打点は同トップで、球団史上初の本塁打王に輝いた。

 2日の西武戦で2年ぶりのバントを決めて驚かせると、翌3日の日本ハム戦は1試合3発。連日、甲子園のお立ち台に上がるなど、インパクトも絶大だ。関西に梅雨入りが迫っても、大山のバットは湿るどころか、チームと共に上昇の一途をたどっている。

 矢野監督からは「交流戦でホームランが目立っているけど、今日みたいな右方向のタイムリーとかいいところで打点をしっかり挙げてくれている」と勝負強さを絶賛された。ただ大山に浮かれた様子はない。「良かったことも反省すべきこともある。スキを見せたり、油断したくない」とキッパリ。さらなる高みを目指すため、自分自身に言い聞かせるように言葉を紡ぐ。

 「まだまだだぞ、もっとできただろ、もっといい成績を残せるだろ、と。そういった気持ちを持つことが大事だと思う。そういう意味の準備をしっかりやっていきたい」。求めるのは勝利につながる一打。頼もしさを増した主砲が、チームをさらに押し上げていく。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス