阪神2軍 今季最多15失点13点差大敗 平田監督「俺が故障者リストに入りたいわ」
「ウエスタン、阪神2-15ソフトバンク」(12日、甲子園球場)
阪神2軍は、今季最多となる15失点、最多13点差で大敗を喫した。
今季初先発の小野は1死も奪えずに、5四死球、3つの押し出し四球と大乱調で降板。3番手・鈴木も押し出し四球を1つ、高田に満塁弾を被弾するなど、3回7失点と炎上。阪神投手陣は6人の継投で計11四死球を与えた。
「7番・左翼」で上半身コンディショニング不良から復帰後3度目のスタメン出場となった前川は、初回無死満塁でのリチャードの飛球を追いかけてフェンスに激突。その際に患部の痛みが再発し、一度も打席に立つことなく二回の第1打席で退いた。平田2軍監督は再び離脱する可能性を示唆した。
平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-苦しい展開になった。
「小野も中継ぎでというところで、こういう所で先発で1回チャンスやりたいというところがあったんでね。絶好のチャンスだと思ってこういう時に小野、鈴木というところをどっちかまた先発で試したいなというところだったんだけどね。もう力不足だよ、これはね。明らかに見ての通りなんで。これはまたやり直すしかないし。だからといって1軍じゃないんだから、チャンスなくなった訳じゃないんで。もう1回またいいものを出せるように、ピッチングコーチが指導してくれると思うよ」
-鈴木が押し出し四球を与えた後に自らマウンドへ。
「鈴木の時?打たれろって言ったんだよ。そしたら打たれたよ本当に!お前何してんの?つって。『お前の責任でもなんでもないんだから、打たれてええやん、打たれて何点でも取られたらええよな』って板山や片山に(言って)な、竜平(小幡)もウンウンって。内野手もみんな思ってるよ、打たれろ打たれろって。そしたら満塁ホームラン打たれよって。それでええって言ったんや。四球四球じゃ自分のあれにならない、勉強に。まだまだ一年目や、鈴木なんて。満塁ホームランは俺もさ、がっくりきたけど。打たれろといった手前怒るわけにはいかないから、それでええねんって言ったよ。ベンチで。それでいいやん。打たれろって俺が言って打たれたんやから。言うこと聞くんやなって。今度は抑えろっていうわ。これは俺の大反省。野手みんなうんうんっていうからね。打たれてええやん。ボカーンや。俺の今日のゲームの1番の反省点や。抑えろー!っていうべきやった」
-前川くんは打席に立たずに交代。
「またやっちゃった。激突や。しょーがないもんね。あれまた、ちょっと明日の状況を見てだろうけど、うずくっちゅうかあれやったんで。もう大事をとって。大事をとってじゃないな。無理なんで。これは甲子園で守備的に1番勉強になるところで、こういう落とし穴っちゅうか。一生懸命やってのプレーなんで。こういうことが起きてそれでフェンスを怖がるような選手になってほしくないけど。ちょっとまたリタイアする可能性は高くなったな。代えなきゃいけないくらいだから」
-その後本塁にいい送球はありましたけど、打席が回ってきたから交代。
「打席(が回ってきた時)だったのでね。本人というよりかは、トレーナーの方からちょっとって言うから。それだったら打席立たせちゃダメだと。しょうがないから片山いかした」
-痛めた箇所は。
「同じところだと思うよ。せっかく(故障が)終わったところだったのになぁ、参った。一番これが痛いや。
-病院は行く予定?
「明日予約取れればアレするやろうけど、行くと思うよ」
-江越が2試合連続の本塁打。
「江越はもう、終わってからずっと努力しているし、バットの構えを、こう、ヘッドを入れているところからいろいろと自分で、何ていうの。自分でさ、何かつかもうとして、ヘッドを入れずに(打っている)。やっぱり、そういう工夫をしだしているよ。ああいう守備と肩があるんだから、足と。ちょっと打てればね、毎年、ファームではいっぱい打ちよるんだけどな。大体、1打席目に打ったら(そのあとの打席は)打たないんだけど。昨日(11日)も1打席目に(右翼への三塁打を)打って、次に(左翼)ホームランやろ。今日もあのセンターライナー(五回の第3打席)も惜しいし、強引にいかなくなっている。そこはね、江越もやっぱりいろいろと試行錯誤しながら(やっている)。ツボにきたらボコンと(一発が)あるからね。そういう魅力も含めてね。大振りしない。何とか、三振もアウトも一緒じゃあね。三振しないに越したことはないので、そういうところで今は取り組んでいるわね」
-島本が復帰後初の複数回。2回を無失点。
「小林も含めて、来週にテストをして、(内容が)良ければ故障者リストからはずれる。俺が故障者リストに入りたいわ。『打たれろ』なんて言って打たれて…。せやろ。俺が故障者リスト入りだ」
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