阪神湯浅欠いても0封リレー完成 岩崎が交流戦トップの6S 好調の証“定型文”談話も
「ソフトバンク0-2阪神」(7日、ペイペイドーム)
ひと月前、「まだちょっと慣れない感じですね」と苦笑いしていた“勝利の儀式”も板に付いてきた。阪神の守護神・岩崎が交流戦で単独トップとなる6セーブ目をマーク。優しい笑みでナインとハイタッチし、最後は矢野監督のねぎらいに応えた。
「勝つことができて良かったです」。試合後はいつも通り淡々。広報に託した定型文の談話が好調の証だ。
出番は2点リードの九回。先頭・デスパイネを144キロで見逃し三振に斬ると、続く好調の牧原大はスライダーでバットをへし折り、二ゴロに仕留めた。2死からガルビスに右前打を許すも、代打・野村勇は力強い直球で捕邪飛に。「八回の男」としてブルペンを支えてきた湯浅を欠いた一戦で、岩貞、アルカンタラと無失点リレーを完成させた。
新守護神のポリシーは「勝って(試合を)終わらせること」。17年に中継ぎ転向してから通算114ホールドを積み上げてきた自負がある。「去年も勝ってつなぐというところだったので、気持ちの面では大きくは変わらない」と泰然自若。持ち場が変わっても、鋼のメンタルは健在だ。
5月は防御率4・15とやや精彩を欠いたが、チーム全勝の6月は4試合連続無失点とすっかり本来の姿を取り戻した。交流戦トップのチーム防御率を誇る投手陣の安定感は、守護神抜きに語れない。
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