年下だけど“先輩” 新助っ人のアドバイザー的役割も果たす阪神・ガンケル
「阪神6-1西武」(2日、甲子園球場)
阪神はジョー・ガンケル投手(30)の投打にわたる活躍で、連勝&2カード連続の勝ち越しを決めた。打っては拙攻の連続だった四回に風穴を開ける先制適時二塁打、投げては七回途中1失点の好投。右腕の奮闘で目を覚ましたチームは毎回&先発全員で今季最多の17安打を記録した。
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来日3年目となるガンケルは、新助っ人のアドバイザー的な存在としても大きな役割を果たしている。すでに4勝を挙げるウィルカーソンは「アメリカの野球、文化の違いについて話したりしているんだ。彼のアドバイスは日本の野球に溶け込む上で本当に大きいね」と感謝する。
2人は2015年に、レッドソックスのスプリングトレーニングでともに汗を流した間柄。過去に2Aや3Aで投げ合ったこともある。「誰かが調子を崩しても、別の外国人投手がいることでチームはより強くなれる。切磋琢磨(せっさたくま)していければ」とガンケル。3日はウィルカーソンが先発する。2歳年下の“先輩”が投打にわたる活躍でバトンを渡した。(デイリースポーツ・和田剛)
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