阪神・矢野監督 大山のバント指示に「こういう野球をやっていく必要がある」

 7回、笑顔で近本を迎える大山ら(撮影・飯室逸平)
 7回、送りバントを決めた大山(左端)を迎える矢野監督(右端)=撮影・山口登
 7回、犠打を決める大山(撮影・田中太一)
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 「阪神6-1西武」(2日、甲子園球場)

 阪神が矢野燿大監督の執念采配で西武に連勝。交流戦2カード連続の勝ち越しを決めた。チームは今季最多、毎回の先発全員17安打と打線が躍動した。

 試合後の矢野監督の一問一答は以下の通り。

 -ガンケルが投打に活躍。

 「いやあ、ピッチングにね、バッティングにね、なかなかランナーが出ても点がとれないというなかでね、バッティングもみせてくれましたね」

 -7回は大山の今季初犠打の後、糸原にタイムリーが出た。

 「あのバントもね、1点取られた後でしたし、この1点が相手に与えるダメージは大きいですし、健斗(糸原)があのあと打ってくれたっていうことでバントも生きましたし、なかなか点取れない中でね、こういう野球をやっていく必要があるかなと思います」

 -2日連続の1番・島田がいい活躍。

 「本来ね、去年も、後半も1番でずっと出るような力をだんだんと付けているのは、こっちも評価をしていたんですけど。ここにきてね、ようやく出てきてくれたんで、いろんな形で何かを育てたいと思っているし、島田が出ることでうちの強みの足が使える攻撃になっていくので、いい働きをしてくれたと思います」

 -今季最多の17安打、先発全員安打、打線が上向きになるきっかけの試合に。

 「そうですね。全体的に当たりが出てきていますし、それをね、僕自身を含めてどうやって点につなげていくか、そういうことをやっていけるような状態に上がってくれたと思いますし。これからまだ残り試合はたくさんあるんで、各自の状態を上げるっていうのは絶対必要なんで、きっかけにしていきます」

 -明日はチケット完売、日本ハム新庄監督との対決になる。

 「新庄監督に注目が集まると思いますし、いろんなことを今シーズンの中でもいろんな野球を挑戦しているのでね。僕たちは僕たちの野球に集中することしかできないんで。一番は僕たちが超積極的にいくというのは、きょうもやっていますし。相手は新庄監督で注目が集まると思いますけど、まずは僕たちの野球をしっかりやりきりたいと思います」

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