阪神・西純 今季初の被弾0、六回途中3失点で3勝目の権利を持って交代 継投打たれ差はわずか1点に

ネックレスが切れるほどの熱投を見せる西純(撮影・高部洋祐)
4回、森友を三振に仕留め、雄たけびを上げる西純(撮影・高部洋祐)
6回、タイムリーを打たれ悔しがる西純(撮影・飯室逸平)
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 「阪神-西武」(1日、甲子園球場)

 阪神の先発、西純矢投手(20)が5回1/3を投げ5安打3失点で今季3勝目の権利を持ってマウンドを降りた。

 初回から四回まで毎回の7奪三振。150キロ超の直球、140キロ台のフォーク主体で西武打線と対峙していく。今季4試合で6被本塁打で、登板した全試合で本塁打を打たれていたが、5試合目の先発にしてはじめて点を与えなかった。

 大ピンチを迎えても、西純は冷静だった。4点リードの四回は1死満塁と塁上に走者をため、打席にはオグレディを迎えた。ただ、カウント1-1からの148キロ直球で一飛に仕留めた。

 次打者には代打・森が入ったが、カウント1-2から144キロフォークで空振り三振。低めを意識した投球がさえ渡りしてやったりの表情。グラブをポンと叩き、納得顔でベンチへと戻っていった。

 球数が100球に到達した六回は、少し疲労も垣間見えた。先頭の愛斗には左翼線二塁打で出塁を許した後、続く山川の初球にカーブを投じて中飛。ただ、森にストレートの四球を出してしまう。1死一、二塁からオグレディに右前適時打で1点を返されたところで渡辺に交代が告げられた。

 104球での降板。ベンチへ戻る際は悔しげな表情も浮かべていたが、力投した西純に球場中の虎党からはねぎらいの拍手が送られた。

 かわった渡辺が森に四球を出し、1死満塁とピンチが広がったが、加治屋にスイッチしたが代打・中村、代打・栗山に連続タイムリーを許し、差はわずか1点となってしまった。

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