阪神ドラ3桐敷 1軍猛アピの6回1失点 大島ら中日主力メンバーに一歩も引かず
「ウエスタン、中日1-5阪神」(17日、ナゴヤ球場)
次はオレだ!阪神ドラフト3位・桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=が7安打を許しながらも6回無四球1失点と奮闘。相手打線は、実戦復帰した大島、木下に加え、ほとんどが1軍メンバーという中、ゲームメーク能力の高さを示した。
「相手が1軍で投げていた時に出ていた選手だったので、気負いすぎるというか、弱気になっちゃダメだなと。いつも通り投げようと意識しました」
初回は先頭・大島に左前打、続く伊藤に三塁内野安打を許して、無死一、二塁とピンチを招いたものの、後続を断った。二、三回はいずれも3人で料理。四回からはチェンジアップを効果的に使い、「空振りが取れたり、カウントを稼げたりしたのは大きかった。投げる幅は増えたかなと思います」と手応えを得た。
一方で「ツーシームを狙いにいきすぎた」と反省。球数も6回92球とかさみ、「先発だったら7回、8回を投げ切れるように」とレベルアップを期す。
1軍ローテに左腕が不在という中、伊藤将が20日からの巨人3連戦(甲子園)で1軍復帰することが濃厚。ドラ3左腕もそれに続く存在としてアピールしたいところだ。
「登板機会を無駄にしないでチャレンジしていって、(1軍に)いつでも行けるように」。降格後は3試合に先発して防御率1・06と安定感は抜群。1軍の舞台へ、さらに成長した姿で舞い戻る。