阪神・西勇輝 誇れる防御率1位の1・87 報われなかった6回0封快投

 「ヤクルト2-1阪神」(17日、神宮球場)

 好投は報われなかったが、マウンド上の阪神・西勇輝投手(31)からは打たせないという気迫が漂っていた。サイスニードとの投げ合いで6回4安打無失点。防御率を1・87とし、リーグトップに浮上した。「誠志郎(坂本)にリードで引っ張ってもらって、うまく乗っていくことができた」と淡々と振り返った。

 唯一のピンチは二回。村上に安打を許した後、中村にも左前打を許したが、左翼・大山の好返球で一走・村上が憤死。それでも青木に左前打を許して1死一、三塁に。この窮地で糸原がオスナの一塁後方への飛球を好捕し、長岡を三邪飛。「野手陣の守りにも助けられました」とバックに感謝する。

 持ち味の制球力も抜群だ。四回1死一塁から相対した中村には4球連続スライダーを投じ、全て外角低めに投げて見逃し三振。五回に糸原の先制弾が飛び出したこともあり「チームの良い雰囲気に後押しされて、粘りの投球をすることができた」とうなずいた。

 球数は84球。1点リードの六回1死一塁での山田の打席で投じた2球目に足元を気にして、トレーナーやコーチがマウンドに向かうシーンもあったが…4球目で三ゴロ併殺打に仕留め、役目を果たした。矢野監督は「(土を踏むスパイクの)はまりが良くない時もある。今後にどうこうはないと思う」と次回登板に問題ないことを強調し、本人も「お疲れっした」と通常通りバスに乗り込んだ。ケガではないことは救いだが、スルリと逃げた3勝目が痛い。

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