【小山正明氏の眼】阪神よプロ野球を見せてくれ 甘い球を仕留め損ねるケース目立つ

 「阪神2-3広島」(11日、甲子園球場)

 デイリースポーツ評論家の小山正明氏(87)が阪神-広島戦を解説。ボール球に手を出して凡退を繰り返し、連敗を喫した阪神攻撃陣にカツを入れた。

 ◇  ◇

 阪神の打者陣は開幕から何度同じことを繰り返すのだろうか。甘い球、打てる球を見逃し、ボール球、打てない球に手を出して相手投手を助ける。打ち損じも多い。1球で仕留めなければならない場面でファウルにしてしまっているケースも目立つ。

 これはひとえに、これまでの成功と失敗を頭の中で消化して、次の打席に迎えていないということではないだろうか。僕の目からすれば、工夫もなく、平々凡々とアウトになっているようにしか見えない。

 開幕からの得点力不足、決定力の欠如について、ベンチやコーチの指示が…という声を聞いたりするが、打席で勝負するのは選手本人。開幕から低迷している理由をベンチやコーチに求めるのではなく、責任は自身の力不足にあるんだということを選手には強く意識してもらいたいし、プロ野球を見せてくれ!と声を大にして言いたい。

 秋山の4回降板についても僕は疑問だ。なんで1失点の投手が代えられなきゃいけないんだ。確かに先頭打者を3度出すなど、不安定に見える投球だったかもしれない。でも、これが秋山じゃないのか。のらりくらりとかわしながら、尻上がりに調子を上げていく。秋山本人もなんで交代?と思っているかもしれないし、一番気がかりなのは、次回以降の登板において、早めに交代させられてしまうのではという恐怖心と不安を持ってしまうこと。納得できる説明と心のケアをお願いしたい。

2023-11-05
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