阪神・中野 勇気の初球二盗&V生還 リーグトップタイ8盗塁「初球から常に狙う」

 「中日3-4阪神」(8日、バンテリンドーム)

 昨季盗塁王の間髪入れぬスチールが、大きな大きな勝ち越し点を呼んだ。同点の八回1死から阪神・中野が四球を選ぶ。これが自身今季158打席目で初の四球。本人が「フォアボールの数がどうこう言われて、持ち味である積極性は消したくない」と話す通り、早いカウントから打ちにいく積極的な打撃を心掛けているからこそだ。

 その積極性を今度は走塁で見せ、次打者の初球で二盗に成功した。「初球から常に狙う姿勢は塁に出た時に持っている。自分の考えていたタイミングで走ることができたんじゃないかなと思います」。中日2番手・ロドリゲスが投じたのは高め152キロの直球。それでも悠々とヤクルト・塩見に並び返す、リーグトップタイ8個目の盗塁を決めた。

 佐藤輝の中前打で三塁に進むと、ロハスの遊ゴロ間に生還。中野の足でもぎ取ったとも言える決勝点に、矢野監督も「どんな形でも、足を絡めながら何とかしようというのは今やれること。そういうところをやってくれた」と目を細める。

 遊撃の守備では逆シングルでの捕球など、好守で西純を救った中野。「感謝の気持ちをこれからしっかり伝えたい」と、母・節子さんへ感謝とともに、母の日の勝利を報告することを明かした。

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