阪神・矢野監督一問一答 内野ゴロの間に決勝点「ぜいたくは言えない」「どんな形でも」

 7回、同点2ランを放った大山にメダルをかける矢野監督(撮影・田中太一)
 8回、勝ち越しとなる遊ゴロを放ち手をたたきながら一塁へ走るロハス(撮影・田中太一)
 8回、二盗を決める中野(撮影・飯室逸平)
3枚

 「中日3-4阪神」(8日、バンテリンドーム)

 阪神が終盤に逆転し、ここまで5戦5敗だったバンテリンドームで今季初勝利を挙げた。2点ビハインドの七回無死一塁で、7番に入った大山が左中間へ起死回生の同点5号2ラン。八回には1死一、三塁からロハスの遊ゴロの間に勝ち越した。先発の西純は2本塁打を浴びながら、6回を6安打3失点の粘投。後を受けたアルカンタラ、湯浅、岩崎が無失点でつないだ。

 試合後の矢野監督は内野ゴロの間に奪った決勝点に触れ、「ぜいたくは言えないけど、どんな形でも何とかしよう、足を絡めながら何とかしようというのは今やれることなんで」と語った。以下一問一答。

 -大山は不振だった中で一発をきっかけにしてほしい。

 「もちろん、どこでもそう思っているし。うーん、重く受け止める必要はないけど、スタメンで出ている責任とかもあるし。悠輔はもちろん中心になっていかないといけない選手なんで。そういうこところでは、周りの期待、俺らの期待ももちろん大きくなる。シーズンの中ではこういう時ももちろんあるけど、何かをきっかけにやっていくべき選手なので。いいところで1本出て良かったと思う」

 -八回は中野の四球からしぶとくつないで勝ち越し点。

 「そりゃあヒットできれいに点を取りたいし、もっともっと点を取らないとあかんと思うけど、現状やっぱりなかなかヒット、ヒットとは。向こうもピッチャーがいいんで。ぜいたくは言えないけど、どんな形でも何とかしよう、足を絡めながら何とかしようというのは今やれることなんで。そういうところはやってくれたのかなと思うけど。まあ、ちょっと状態が上がっていない選手が多いんで。なかなかこう線でつながるっていうのが難しいんで。甲子園帰ってなんとかいい流れを作りたいなと思うけど」

 -西純は2本塁打を許した経験を今後につなげてほしい。

 「最初のホームランにしても、たぶんフォークだと思うんだけど、どっちかというとああいうことが起こり得るんでね。フォークって空振りを取りにいくボールだけど、そういう意味では初球のフォークって意識の中でちょっと難しい部分もあって。完全なボールも投げたくないし、ストライクも欲しいしっていうところは、すごくピッチャー心理の中では難しい。やっぱりあそこは投げきれて、空振りで初球ストライクを取れるっていう意識をもっていかないと。やっぱりああいうことはこれからも出てくると思う。意識してても出てくるんで。そういうところのいい勉強になったと思うし」

 -この内容なら次も。

 「そりゃ、替える必要ないでしょ」

 -湯浅も大きな仕事をした。

 「プレッシャーも一番かかる場面やし、苦しい中で追い越した中だったんで、一番ある意味難しいけど。湯浅もある意味、経験積んできて自信もって投げているし、先頭バッター、3ボールまでいったけど、ファウルで粘られながらもあそこにフォークが投げられるということも成長やし、3人で抑えているということも成長やし。本当にボールも開幕してからどんどん良くなっているし、経験を積みながら成長も出来ているんじゃないかなと」

 -中継ぎが奮闘

 「まあ、そうやって取っていかなあかんチームやし、だからこそそこをプラスに捉えながら打線が点を取っていくかというところで流れは変えられると思うんで、なんとかね、打線をいい方向に持って行けるようにやっていかなあかんなと思う」

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス