6番降格の阪神・大山 意地の同点打も実らず 四回好機は初球を三ゴロ

 2回、同点タイムリーを放つ大山(撮影・飯室逸平)
 4回、凡打に倒れる大山
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 「中日2-1阪神」(7日、バンテリンドーム)

 意地の一打も勝利にはつながらなかった。4番から今季初の6番に打順が下がった阪神・大山悠輔内野手(27)が、二回にチーム唯一の得点となる中前適時打を放った。ただ、四回、1死二、三塁の場面では三ゴロに倒れるなど、本来の勝負強さは鳴りを潜めた。

 1点を追う二回、佐藤輝が三塁打を放ち、1死三塁の場面で打席へ。「先制点を取られた直後に輝がいい形でチャンスを作ってくれたので、どんな形でもランナーをかえす気持ちで」。詰まりながらも中前へはじき返し、すぐさま試合を振り出しに戻した。

 だが、三回に1点を勝ち越され、迎えた四回だった。中野が左翼線への二塁打、佐藤輝が四球を選び、犠打で1死二、三塁の場面を作った。ここで大山は初球を打って三ゴロ。絶好機を生かすことができず、そのまま相手に逃げ切りを許した。

 今季は開幕を7番で迎え、4月14日・中日戦(バンテリン)から4番に座ったが、前日まで4試合連続無安打と調子は下降線をたどっていた。井上ヘッドコーチは6番起用の意図を「4番に輝明(佐藤)を置いたって話ですよ」と説明。それでも大山にチャンスが回り、勝ちに結びつく一本が出なかった。打の中心である背番号3の復調なくして、チーム浮上のきっかけはつかめない。

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