阪神・岩崎 入団から9年連続白星 勝利の方程式でサヨナラムード高める

 「阪神3-2ヤクルト」(5日、甲子園球場)

 サヨナラの瞬間、クールな左腕は優しい笑みを浮かべてベンチを飛び出した。「勝つことができて良かったです」。おなじみのセリフを広報に託した阪神・岩崎優投手(30)が勝ち投手。今季初勝利をゲットし、入団1年目からの9年連続白星は、球団では2002年から10年に記録した安藤(現2軍投手コーチ)以来の快挙だ。

 1週間ぶりの出番は2-2で迎えた九回に訪れた。1死から中村に中前打を許したが、左腕は冷静沈着。続く長岡を外角143キロ直球で見逃し三振に斬ると、最後は代打・浜田を遊ゴロに退け、サヨナラのムードをグッと高めた。

 今季は11試合登板で四死球はゼロ。抜群の制球力を支えるのはドッシリした下半身だ。試合前の練習では、積極的にアルプスでの階段トレで汗を流す。最近はブレーク中の湯浅も加わった。後輩に助言を送りながら強化に励む姿は、リーダーの自覚にあふれている。

 この日は先発・ガンケルの後、六回は渡辺と浜地が2人で0封。七回からは勝利の方程式の登場だ。アルカンタラ、湯浅がそれぞれ1回無失点に抑え、最後は守護神が締めくくった。矢野監督も「みんな本当に向かって行く気持ちを強く持っていってくれている。自信を持って送り出しています」と最敬礼。自慢のブルペン陣の中心は守護神が担う。

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