阪神・大山 4番復活ダ~ン!3戦ぶりスタメンで輝とアベック「勝ったことが一番」

 「巨人2-3阪神」(29日、東京ドーム)

 打った瞬間にスタンドインを確信した。敵地に大歓声が響く中、足早にダイヤモンドを1周した。左足の負傷から3試合ぶりに復帰し、4番に座った阪神・大山。「勝ったことが一番良かったと思います」。22日・ヤクルト戦以来、特大の4号ソロで4連勝を引き寄せた。

 三回に佐藤輝が先制2ランを放って以降、4イニング連続無得点で迎えた八回の先頭。喉から手が出るほど追加点が欲しい場面で、主砲が仕事を果たした。「狙い球を絞って」と5番手・鍬原の変化球を左翼席上段へ。ベンチで矢野監督から虎メダルを贈呈された。

 「青柳さんが投げていましたし、こういう試合を取ることが本当に意味があることだと思います」と勝利をかみしめた背番号3。指揮官は賛辞を送った。

 「どうしてもケガの状態は気になっていたんですけど、本人の話でもいけるということで。今日のプレーを見て守りも打つ方も完璧じゃないんですけど。本当に素晴らしいホームランと守備でした」

 二回の先頭では菅野から三遊間を破る左前打。1点リードの六回の一塁守備では立岡が放った一塁線へのゴロを横っ飛びで捕球し、ピンチの芽を摘んだ。打って、守って、チームの勝利に貢献した。

 24日・ヤクルト戦の試合中に負傷。翌日に病院で検査し、報告を受けた矢野監督は「軽傷でもない」と表情を曇らせていた。それでも、大山は「いける」とすぐ出場を直訴したという。誰よりも責任感が強く、チームへの思いも強い。そんな頼れる男が帰ってきた。

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