阪神・秋山が5回2失点 今季初勝利の権利を持って交代
「阪神-中日」(28日、甲子園球場)
先発マウンドに上がった阪神・秋山拓巳投手(31)は5回5安打2失点。9日・広島戦(甲子園)以来、約2週間ぶりの登板で粘りの投球を披露した。
二回は悔しい失点があった。1死から木下に右前打で出塁を許すと、続く石川昂に対して初球に投じた125キロカットボールを完璧に仕留められ、先制の左越え2ランを浴びた。
ただ、秋山はすぐに立ち直ってみせた。三回は2者連続三振を含む三者凡退。四、五回は安打で走者を許しながらも後続はピシャリ。四回にチームが逆転に成功したことで、今季初勝利の権利を持って、浜地にバトンタッチすることとなった。
今季はここまで2試合に先発し、0勝2敗、防御率9・35。10日に出場選手登録を抹消されてからは鳴尾浜で調整。真っすぐの球質向上に努めてきた。
130キロ後半の直球で打者が差し込まれるシーンや2度、見逃し三振を奪うシーンもあり、秋山らしさを感じさせる投球が見られた。
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