阪神・原口が今季初1軍昇格 一塁で代打の神様でチーム救う「与えられた場面で期待応える」

 「阪神(降雨中止)中日」(26日、甲子園球場)

 中日戦が雨天中止となった中、頼もしい男が帰ってくる。阪神の原口文仁内野手(30)が26日、今季初めて出場選手登録された。

 マルテ負傷後、一塁を守ってきた大山は、24日のヤクルト戦で走塁中に左足を負傷。中止となったこの日の中日戦では、スタメンから外れていた。首脳陣が無理をさせない方針を明かしており、27日の同戦で原口が一塁で先発出場する可能性もある。もちろん本人も「与えられた場面で、チームやファンの皆さんの期待に応えられるように、しっかり準備したい」と意気込みは十分だ。

 今季から野手に転向。2軍安芸キャンプでは精力的に内外野でノックを受けていたが、下半身のコンディション不良のため調整が遅れていた。それでも19日のウエスタン・広島戦で実戦復帰すると、いきなり2点適時打を放つなど勝負強さを発揮。「ここ一番の自分が求められているところで、しっかり結果が出せるようにと思って練習してきました」と明かす。

 スタメン出場ではなくても、今後は貴重な右の代打として期待がかかる。「チームは先週末のカードを勝ち越していい流れが来ていると思う。自分もうまくその流れに乗れれば」。大病を克服した不屈の闘志を携える男が、矢野阪神の救世主となる。

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