阪神ドラ1森木 自己最速タイ154キロもホロ苦デビュー 2軍戦で3回4安打3失点

 「ウエスタン、阪神2-11ソフトバンク」(31日、鳴尾浜球場)

 阪神ドラフト1位・森木大智投手(18)=高知=が、2軍公式戦初登板を果たし、高校時代に記録した自己最速タイに並ぶ154キロをマークした。ただ、プロ入り後最長の3回で4安打3失点とほろ苦デビュー。初めて打者2巡目を経験し、「単調に入ってはいけないなと思いました」と先発として成長するための新たな課題を発見した。

 森木の剛球が鳴尾浜に降り注ぐ小雨を切り裂いた。六回から2番手で登板し、2死で迎えた正木の初球に自己最速タイをマーク。「9割くらいで上げていきました」。最後は内角スライダーでバットをへし折って二ゴロと、テンポよく三者凡退に抑えた。

 プロの洗礼を浴びたのは3イニング目に突入した八回だ。「このままなら(体力が)持たない」と意図的に7、8割での投球を選択。しかし、1死一、二塁の危機を招くと、2巡目に入った井上に左中間2点適時三塁打を浴びてプロ入り後初失点。さらに1死三塁からも谷川原に左犠飛を許し、「ちょっとバテました」とペース配分の重要性を痛感した。

 安藤2軍投手コーチは「(次回は)先発する可能性もある」と話した。「(ストライク)ゾーン内で勝負できるように練習していきたい」と森木。苦い経験も糧に、一歩ずつ成長の階段を上る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス