阪神・平田2軍監督【一問一答】背中の張りで欠場のドラフト4位前川は「深刻じゃない」
「ウエスタン、阪神1-0ソフトバンク」(30日、鳴尾浜球場)
4連敗中だった阪神が接戦をものにして勝利をつかんだ。
左肩痛からの完全復活を目指すチェンが、昨年6月20日のファーム交流戦・巨人戦以来、283日ぶりに実戦復帰を果たした。先発のマウンドに上がり、変化球を巧みに織り交ぜて2回1安打無失点3奪三振の好投。新外国人のウィルカーソンは、来日後初となる対外試合登板で3回2安打無失点。野手では、「7番・中堅」でウエスタン初スタメンとなったドラフト6位・豊田(日立製作所)が、初ヒットをプロ1号で飾った。ドラフト4位・前川(智弁学園)は、背中の軽い張りのため欠場した。
平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-豊田がプロ1号。
「大竹という1軍ピッチャーのクラスなんでね。内容が全ていい。ホームランもだけど、守備もセンターに入ると守備範囲もあるし。これちょっと楽しみやな」
-ホームラン以外にヒットも。
「ツーベースもだけど三塁ライナーでもう、久しぶりにあんな強いの。ぴょんぴょんお前らが取れるよなフライばっかであれやのにさ。まあ楽しみがひとつ増えたな」
-チェンも投げた。
「コントロールといった所はこれから精度が上がってくると思うし、今日2イニング。さすがにテンポもいいけど、まだまだこれから球のキレが上がって来ると思うよ」
-ウィルカーソンが来日初登板。
「コントールいいやん。打たせて取れる。わざといい当たりを打たせているんかなと思って。こうやって3イニング、ウィルカーソンも投げて、だんだん環境にもね。ちょっとやっぱり慣れるのにも時間がかかるし。こうやってファームでちゃんと環境に慣れているわね」
-アルカンタラも投げた。
「前の反省を生かして変化球から投げたりね。明日も連投するんかな。ちょっと配球も含めて。この前打たれても今のところあれだけど、もうそろそろエンジンかけていってもらわないと困るので、そういうところでも今日は結果が欲しかったんじゃない」
-1軍がこういう状況なだけに。
「そういう意味では外国人もウィルカーソンにしても、ウィルキンソンじゃないよな?ウィルカーソンにしてもな、アルカンタラにしてもチェンさんにしても、まだ調子を上げてくれないと1軍に必要になって来ると思うのでね」
-藤田も投手陣を引っ張った。
「いや、今日はね藤田が殊勲、そうだよ。それと豊田だよ。もう落ち着いてリードしていたし、もう十分じゃない?今日は藤田の成長を見させてもらったね」
-前川の状態は。
「そんなに深刻じゃない。新人でちょっと張っているなと思ったら早めに言おうということで、明日も様子を見るけどそういったところでは無理はさせん。そういうときにな、豊田がぱっと出たりね。この世界はそういうもんだぞということも含めて。また高校野球ね、みたいじゃなくて。毎日試合が続くので、そういうところで1軍なんか休んでいられないやんか。そういうところでファーム1年目なのでちょっとやっぱり張っているな、おかしいなというときに1日2日で治るのが1カ月とかになると大きな故障になるので、この経験を生かせよと。本人はやれますと言っていたけど、我々がストップしたわけです」
-本人から違和感があると言ったのか。
「いや、トレーナートレーナー。なあ前川。(前川が通りがかる)出れる言うんだもん。出てたらホームラン2発打ってるって。なあ?ははは。まあそういうことやぞ」
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