阪神・糸井 虎1号2ラン&猛打賞 40歳超人が衰え知らずの4打点

 4回、糸井の2ランに歓喜するタイガースファン(撮影・飯室逸平)
 4回、右越えへ2ランを放つ糸井
 4回、2ランを放った糸井は好投する藤浪とタッチを交わす(撮影・田中太一)
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 「阪神8-10ヤクルト」(25日、京セラドーム大阪)

 阪神・糸井が筋骨隆々な肉体を揺らしながら大股でダイヤモンドを回る。3万5510人の京セラドームが沸いた。万雷の拍手に包まれた。昨季の日本一軍団を震撼(しんかん)させる1号2ラン。衰えを知らない。これぞ糸井。これぞ超人の一撃だ。

 四回、相手のミスで6点目を奪い、なおも2死一塁。チーム最年長のバットが猛烈に火を噴いた。40代の開幕戦本塁打は2018年の福留孝介(阪神)以来。大下の初球を迷いなく振り抜き、打球はファンが待つ右翼席へ一直線に伸びた。

 「これまた(糸原)健斗の素晴らしい打球につられました。ありがとう健斗。あいつの背中は頼もしい」。2安打2打点の5番・糸原に触発されたという。超人節も…健在だ。

 二回無死一、二塁で迎えた今季初打席で小川から「良い緊張感の中で集中して打席に入れました」と同点の中前適時打を放ち三回2死三塁では直球を左前適時打。3安打4打点と大爆発し、矢野監督も「チーム全員、いい刺激になったと思うので」と目を細めた。

 今春キャンプは若手に混じってほぼフルメニューを消化。実戦では出場6試合全てで安打を記録した。勢いそのままオープン戦でも12試合の出場で打率・346、2本塁打、7打点。結果を残した。

 「6番・左翼」で2年ぶりに開幕スタメンを奪い、今季チーム1号を見舞った背番号7。まさかの大逆転負けで空砲となってしまったが、糸井にとっては今季に懸ける思いを体現したゲームだった。

 ◆猛虎史上3人目の40代開幕戦アーチ 糸井が40歳7カ月で開幕戦本塁打。球団では、09年・金本知憲(41歳0カ月)、18年・福留孝介(40歳11カ月)に次ぐ年長記録。また、40代開幕スタメンは球団史上5人目だった。

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