阪神・熊谷 宮城撃ち!二遊間争いオレもいるねん「ラストチャンスの気持ちで」
「オープン戦、阪神4-2オリックス」(19日、京セラドーム大阪)
守備と走塁のスペシャリストがバットで存在感を発揮した。オープン戦初の2番でスタメン起用された阪神・熊谷が、2安打2打点1盗塁と躍動。オフに弟子入りした広島・菊池涼打法で左腕を攻略した。
6試合ぶりの先発出場、しかも上位の打順だ。試合前までオープン戦は13打数1安打。「今日がラストチャンスというくらいの気持ちで」と気合十分で臨んだ。1点を追う三回2死一、二塁の好機で宮城から一塁線を破る同点適時打でアピールに成功。「しっかり仕留めようと。いいところに飛んでくれた」とうなずいた。
四回も2死一、二塁で俊足を生かす二塁への適時内野安打を放ち、マルテの打席で二盗も決めた。昨季は73試合に出場も、与えられたのは6打席のみで安打を打てなかった。今季は2年ぶりにHランプを刻んでみせる。
この日は対左腕用のオーダーを試した矢野監督。熊谷の普段の打撃練習を見て「成長しているなってずっと思っていたんやけど」と進化を感じ取っていたという。ようやく生まれた好結果に「自信になっていけば」と期待を寄せた。
中野の復帰で二遊間の競争はさらに激化。熊谷は「少ないチャンスをものにしたい」とレギュラー取りに目をぎらつかせた。
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