阪神・佐藤輝 2戦連発 二回初球ガツンと3ラン!マルチ&3四球で8打席連続出塁

 2回、佐藤輝は3ランを放ちベンチ前でポーズを決める(撮影・山口登)
 2回、中越えへ3ランを放つ佐藤輝
 2回、中越えへ3ランを放つ佐藤輝(撮影・田中太一)
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 「オープン戦、ソフトバンク6-9阪神」(16日、ペイペイドーム)

 勢いに乗ってきたで!!阪神・佐藤輝明内野手(23)が2試合連続アーチを放った。二回1死一、二塁で中堅のホームランテラス席の左へ豪快に2号3ラン。六回は右前打を放ち、2安打3四球で8打席連続出塁とした。チームは3分けを挟んで5連勝。8試合負けなしと開幕へ向けてギアを上げてきた。

 相性抜群のペイペイドームで、佐藤輝が完全に覚醒モードに突入した。豪快なフォロースルーから放たれた白球がホームランテラスに吸い込まれると、左翼席に陣取る虎党は大盛り上がり。2試合連発のアーチを、本人も自画自賛だ。

 「しっかり初球からスイングをしに行けましたし、それがいい結果となって良かった。逆らわずに打てたし、しっかり芯で捉えられました」

 直球を完璧に射抜いた。4点リードの二回1死一、二塁。松本が投じた初球だった。ローボールヒッターを自負する佐藤輝にとって、絶好球の148キロ低め直球を逃さない。

 強烈な打球音とともに、角度良く上がった打球は中堅左に着弾するオープン戦2号3ラン。本塁打を放った後、カメラに向かって天に両手人さし指を突き上げる“ボンズポーズ”を2夜連続で華麗に決めた。

 六回2死は15日にオープン戦1号を放った笠谷から右翼線へ安打を放ち、マルチ安打。1、3、5打席目は四球で出塁を勝ち取り、前夜の3打席目から8打席連続出塁。打率・359でオープン戦の打率ランキング2位に浮上した。「球はしっかり見ているので」と選球眼にも自信を見せるが、矢野監督から求められた“振らない怖さ”も打席の中で身についてきている。

 試合前は“超人軍団”で交流を深めた。敵の打撃練習中に、糸井に連れられて柳田の元へ。3人で談笑し、試合前から貴重な時間を過ごすシーンがあった。そんな先輩たちの目の前でかけたアーチ。2年目の進化を2日連続で証明してみせた。

 阪神は8試合負けなしで引き分けを挟んで5連勝。らしい当たりが出てきた佐藤輝の打撃同様、チームも上昇ムードだ。「結果、ホームランとなるとやっぱり乗って行けると思う。いい感じじゃないですか」と佐藤輝は言う。25日のヤクルト戦開幕投手が小川に決定。昨季、初打点を挙げた相手だが「1戦目から打って、勢いづけていけるように」と決意。自らのバットで開幕ダッシュに貢献する。

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