阪神・小川 鮮やかG封でローテ争い名乗り 4回2安打無失点に矢野監督「うれしい悩み」
「オープン戦、阪神2-2巨人」(13日、甲子園球場)
大逆転で開幕ローテ入りを果たす可能性が出てきた。阪神先発の小川一平投手(24)が4回2安打無失点。鮮やかなG斬りで矢野監督の心を大きく揺さぶった。
ガンケルの出遅れもあって、巡ってきた先発転向のチャンス。5奪三振で3回無失点の好投を見せた前回登板の4日・楽天戦がこの日の巨人戦先発につながった。一、二回を三者凡退に斬ると、ともに先頭を出した三、四回も後続を断つ。
この日の直球は最速150キロをマークしたが、好投を支えた一つがオフに取り組み、改良を重ねてきた110キロ台のカーブだ。「空振りだったり、カウント球に使えたのはすごいよかった。収穫かなと思います」。何度も巨人の打者から空振りを奪い、タイミングをずらすだけでなく、カウントを整える球種として効果を発揮した。
この好投に「抑え方にも安定感が出始めている。うれしい悩み」と矢野監督も顔をほころばせる。開幕ローテ入りが確実視されていた桐敷がこの日、教育リーグで炎上。「そういうところも含めて、ちょっと今ここで決められることはないかな」と開幕カード3戦目・27日の先発投手決定は持ち越しとなった。
「ここまで来たら…。まだ投げる機会はあると思うので、しっかりアピールしていきたい」。虎の“一平ちゃん”が瞳を輝かせた。
野球スコア速報
関連ニュース




