【岡義朗氏の眼】阪神・佐藤輝の二塁起用 打撃に悪影響及ぼさないか
「オープン戦、阪神3-0中日」(12日、甲子園球場)
阪神・佐藤輝の二塁起用に関してだが、私の意見は「NO」だ。確かに器用な選手で、併殺でのピボット役をこなし、3つのゴロを無難にさばいてはいたが、内野での本職は速い打球を処理することが多い三塁とあって、軽いステップワークというよりも、自らが壁になって捕球する形になっていた。
開幕まで2週間を切った段階でのスタメン起用ということに加え、三塁用のグラブで守っていたことからも事前準備の期間は短く、左翼・ロハス、右翼・糸井、三塁・大山、一塁・マルテという配置となった場合、佐藤輝に二塁の適性があるのかどうかをベンチは確かめたかったのではないだろうか。
適性がないとは言わない。ただ、二塁で真剣に勝負させるのであれば、キャンプから取り組ませていたはず。私が心配するのは不慣れな守備位置に就くことで神経を使い、最も得意とする打撃に悪影響を及ぼさないかということだ。
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