阪神・伊藤将 8日鯉斬りデモ 内角直球、能見フォーク向上や「良い手応え」

 阪神・伊藤将司投手(25)が7日、中継ぎで登板する8日・広島戦(甲子園)に向けて意気込みを示した。開幕2カード目の同戦での先発が濃厚で“本番”に向けて「試したいことの方が強い」と実戦感覚を高める。

 特に、キャンプ中から取り組む両サイドへの直球を「良い手応えなので、しっかり試合でできたら良いなと思います」と仕上げていく考え。さらに、オフに弟子入りしたオリックス・能見から教わったフォークの精度向上も目指す。

 昨季の同戦は登板4試合で3勝0敗、防御率1・09と相性抜群。一方で、プロ初登板だった同戦で初白星を逃した思い出もある。「最初はカープだったので。(今季)初勝利になれば良いなと思います」とルーキーイヤーからの進化を見せる。

 この日、コラボグルメ「伊藤将司のとろ~りチーズ担々麺」の発売も発表された。大学時代に通った千葉県勝浦市「お食事処 しんでん」の思い出の味を再現したもので、好物のフライドオニオンとコラボ。自身は辛めが好みだが、幅広い人が食べやすいようチーズのトッピングが選べるように工夫した。

 担々麺だけに…という報道陣の“誘導質問”にも「(試合は)『淡々と』抑えられたら(笑)」とニッコリ。2月中の実戦4試合10回で防御率0・00と安定感が光る男が、ピリッとした快投で魅せる。

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