阪神・藤浪“堅い投球”で第6の男へ「意図したアウトが取れるように」

 5日の楽天戦(甲子園)に先発する阪神・藤浪晋太郎投手(27)が3日、開幕ローテ6番手入りに向けて闘志を燃やした。ドラフト3位・桐敷と争う最後の1枠。今年の聖地初登板で最有力候補に浮上するために、理想の投球を思い描いた。

 「意図したアウトが取れるように、より堅いピッチングができたらいいなと思います」

 制球難により、年々成績下降のシーズンを送ってきた右腕。追い求めるのは、安定感ある“堅い投球”だ。今キャンプでは、実戦4試合に登板し、防御率1・80。計10イニングで3四死球と課題克服の兆しを見せた。

 ストライクを投げることに必死だった姿はもうない。次戦は「カットボールとスプリットが自分の生命線になるので、しっかりコントロールできるようにしたい」と変化球の精度をテーマに掲げた。走者を背負った場面でのマウンドさばきにも「クイックだったり、ランナーが出たところでの投球をきっちりできるように」とキッパリ。シーズンに向けて、順調に仕上げてきている。

 現時点で、桐敷との6番手争いは藤浪が一歩リード。当確まで後一押しだ。「アピールすることが大前提になるので、しっかりアピールしたい」。今年初聖地で結果を残し、第6の男をたぐり寄せる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス