阪神の育成・渡辺がキラリ 支配下登録枠は現状66 30歳左腕が割り込めるか
「オープン戦、中日2-1阪神」(26日、Agreスタジアム北谷)
阪神育成の渡辺雄大投手が八回から登板し、1回無失点2奪三振の好投を見せた。
先頭の桂、石川昂と右打者に対して両サイドを揺さぶりながら連続三振。左打者の京田を投ゴロに抑え、今キャンプ中に登板した実戦4試合で計4イニングを無失点と結果を出し続けている。
矢野監督は「なべじい(渡辺)、だんだん良くなっている感じはある。もちろん育成で自分自身挑戦して、チャレンジして奪い取るっている部分ももちろんあると思うから。ただ抑えるっていうだけじゃない、もう一個上のランクの中身もしっかり伴った」と目を細めた。
さらに「右バッターをしっかり抑えてくれるってなれば、左の大事なところだけじゃなくて、イニングを任せられるってことになっていけばこっちとしては助かる」と賛辞を惜しまない。渡辺は昨オフにソフトバンクから戦力外通告を受け、育成で阪神に入団。30歳ながらチャンスをつかもうと今キャンプでは必死のアピールを続けている。
現在、阪神の支配下登録枠は「66」。オフから新外国人野手の調査を続けていることもあり、シーズン中のトレードなどを想定すれば、開幕までに育成選手へ使える枠は「1~2」程度が予想される。
昨年ブレークしたオリックス・杉本とは青学大時代の同級生。昨年末の入団会見では「彼も1、2軍を行ったり来たりして、必死に試行錯誤した中でホームラン王を取るまでになった。『今度は自分の番だ!』という気持ちを強く持っています」と誓っていた。年齢的にも決して若いとは言えない左腕が、必死に支配下登録枠をつかみに行く。
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