阪神・ドラ2鈴木 涙のシートデビュー アレ?アレレ!?3連続四球「頭が真っ白」

 シート打撃で3連続四球を与え、悔しがる鈴木(撮影・飯室逸平)
 シート打撃登板後、矢野監督(奥)から声をかけられる
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 「阪神春季キャンプ」(15日、宜野座)

 思わず涙がこぼれた。阪神ドラフト2位・鈴木勇斗投手(21)=創価大=がプロ入り後、初めての実戦形式となるシート打撃に登板。先頭から3者連続四球を与えるなど、ほろ苦い“デビュー”に目を真っ赤にした。

 極度の緊張状態で、本来の感覚を失った。先頭の糸井から制球が全く定まらない。打者5人相手に21球を投じ、16球がボール球だった。2人は打ち取ったものの「(シート打撃に)入った時にはもう頭が真っ白というか」。練習後、何とか言葉を絞り出した。

 降板後に矢野監督と会話している際には涙を流した。「何とか自分のいいところをアピールしたい気持ちがあったので」。普段の自分と大きくかけ離れた姿を見せてしまったことがたまらなく悔しかった。

 矢野監督は「ブルペンの中でもやっぱりストライク率をもっと上げていかないと」と注文。その一方で「あの悔しさがアイツの出発点でいいのかなと」と親心をのぞかせる。鈴木の涙に今後への期待を感じ取った。

 シート打撃後、左腕は「いい感じで終わりたかった」とブルペンを“おかわり”。113球を投げ、フォームを修正した。20日の練習試合・中日戦(宜野座)で実戦デビューする予定だ。まだプロ野球人生は始まったばかり。左腕は涙の数だけ強くなる。

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