阪神ドラ1森木 いよいよ実戦モード 変化球本格解禁で完全体へ 風呂では瞑想調整

 いよいよ実戦モード突入や!阪神ドラフト1位・森木大智投手(18)=高知=が、第4クールから変化球を本格解禁する。万全を期すために対外試合デビューは3月以降となることが有力だが、順調にいけばキャンプ中のシート打撃登板が見えてくる。

 安藤2軍投手コーチは14日、「次のクールは変化球も入れて、球数も増やしていこうかなってところで、実戦に近づけていこうかなとは思ってます」と明かす。8日に変化球を解禁したものの、カーブとスライダー2球ずつのみ。その他にツーシーム、カットボール、スプリット、チェンジアップを操るが、慎重を期して直球主体の投球を推奨されていた。

 “お許し”が出た右腕は「順調にいってるからこそ言われることだと思うので、しっかりチームの戦力になれるように準備していきたい」と気合十分。来る日へ向け、着実にステップを踏んでいる。

 自己流の調整法も実践中だ。宿舎の風呂では、瞑想(めいそう)にふける。約37度の湯で半身浴を最低30分間行い、「無」の状態に徹する。完全体は試合中も無の境地にいることで「完璧主義というか、自分を追い詰めちゃうところがある」ため、高2冬から意識し始めたという。金の卵らしい常人離れした思考。自らを信じ、高みを目指す。

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