阪神・大山、佐藤輝にデスノック圧勝 45分258本でミス10個「粘れた」

 ノックを終え、矢野監督とグータッチをする大山
 飛びつきながら捕る大山(撮影・田中太一)
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 「阪神春季キャンプ」(13日、宜野座)

 格の違いを見せつけた。阪神・大山悠輔内野手(27)が、三塁で佐藤輝とデスノックに参加。後輩がヘロヘロになって30分で“リタイア”した後も一人残って矢野監督が放つ白球を右へ左へと追い続けた。

 指揮官が観客に「もっと拍手を!」とあおり、「ゴールデングラブ(賞)獲るんやろ!!」とハッパを掛ける中、必死にグラブを伸ばす。ラスト1本を見事な横っ跳びでキャッチすると、今度は自然とスタンドから大きな拍手が湧き起こった。

 45分で258本のノックを受け続けた大山の捕球ミスは10個。佐藤輝が233本で31個だけに、時間も中身も圧勝に終わった形だ。「すごいきつい練習ですけど、しっかり粘れたかなと思います。一球一球受ける中でも、しっかり意図を持ってやりましたし、これをシーズンで生かさないことには意味がない」と汗を拭う。

 これには矢野監督も「まだまだいけたし、逆にまだ余裕があるだろうし」と称賛。「ゴールデングラブ賞を獲れるような1年間を過ごしてもらいたい」とうなずいた。

 一方で二神広報がトスする球を打つ形で、合計491本のノックを放った53歳の指揮官は「オレは打ってるだけやから。やっている選手はしんどいやろうけど、俺は大丈夫」と涼しい顔。衰え知らずの体力を見せつける形となった。

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