阪神・大山 左翼で存在感 初回タイムリー&風読んだ好守 矢野監督「いい判断、いい守備」
「練習試合、阪神3-0楽天」(12日、宜野座村野球場)
阪神・大山悠輔内野手(27)が、2試合連続マルチとなる2安打1打点。さらに今キャンプの実戦で初めて左翼に入った中、守備でも存在感を示した。
「3番・左翼」で先発出場すると、初回1死三塁の場面だった。前進守備の二遊間を抜く中前適時打で、先制点を挙げた。六回は2球で追い込まれたが、3球目の変化球を中前にはじき返した。キャンプ中の対外試合では、3試合全てで安打を記録する形となった。
11日の試合後には「自分のスイングを意識して、しっかりスイングができるように毎日練習していますし、まだまだ課題もあるので、一つ一つ向き合ってやっていきたい」と話していた大山。昨季と比べ、よりシンプルに見える構えから、安打を量産している。
昨年の秋季練習から取り組む外野守備でも、好プレーをみせた。二回無死走者なしの場面。左翼線に上がった飛球は風でファウルゾーン方向へ急激にそれていったものの、瞬時の判断で落下地点を読み、スライディングキャッチした。
矢野監督は「あれもすごい難しい打球で。いい判断ができていたし、いい守備だった」と称賛。ロハスが不調の場合に、大山の左翼が一つのオプションとして考えられている。17年ぶりリーグ優勝に不可欠な背番号3が、順調に準備を整えている。
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