阪神・ドラ3桐敷 内角えぐる 輝明さん糸井さん覚悟!開幕ローテ奪取へ左斬りでアピールだ

 阪神のドラフト2位・鈴木勇斗投手(21)=創価大=と同3位・桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=が、15日からのキャンプ第4クールで予定されている実戦形式の練習に登板することが9日、分かった。即戦力の期待が高い左腕2人は打者との勝負に気合十分。鈴木は主軸封じを誓い、桐敷も左の強打者である糸井、佐藤輝に対して厳しい内角攻めへ意欲を燃やした。

 ブルペンでは順調な調整ぶりを見せていた桐敷が、ようやく打者と対戦することが決まった。「(佐藤)輝明さんとか糸井さんとか、クリーンアップを任されるような打者と対戦したい」と左の強打者との勝負を望んだ。

 左打者への投球が開幕ローテーション入りへのポイントになる。「自分の中でも左打者の内角に投げることを課題というか、意識していること」。懐を攻めることができるかどうか。首脳陣からの評価を勝ち取るため、気後れすることなく内角をえぐっていく。

 大学時代は関甲新学生リーグ史上初の完全試合を達成した左腕。「正直、ブルペンの感覚はいい」とここまでのキャンプにも手応えを感じており、プロの打者相手にも「頑張っていきたい」と自分の力を信じて勝負する。

 8日の日本ハムとの練習試合は途中まで観戦し、大山、佐藤輝のハイレベルな打撃を目の当たりにした。楽々と広角に打ち分ける主軸クラスの打者に対して「内外の投げ分けとか変化球の高低、あとは緩急を使わなければいけない」と分析するなど研究熱心な一面も持ち合わせている。

 金村投手コーチは「特に桐敷は仕上がっていつでも実戦(試合)にいける状態ではあると思うけど、あえてそこを我慢させて」と話し、その前段階として実戦形式の練習で登板させる。17年ぶりのリーグ優勝を目指すチームの戦力となるべく、期待の左腕がマウンドで己を表現する。

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