阪神・及川、初1軍Cスタート 開幕ローテ争いへスタミナ&変化球強化だ
阪神は21日、西宮市内のホテルで合同スタッフ会議を行い、春季キャンプ1、2軍メンバーの振り分けを発表した。
初の1軍キャンプスタートを射止めた及川雅貴投手(20)は「素直にうれしい気持ちが一番です」と喜びをかみしめた。球団で成人式記念品授与式に出席し、「しっかり1年間1軍で活躍していけたらと思う。開幕ローテーション、2桁勝利を目指してやっていきたい」と意気込んだ。
ローテ定着に向け、キャンプのテーマにはスタミナアップを掲げる。昨季は中継ぎで39試合に登板し、2勝3敗10ホールドの防御率3・69。「後半戦に疲れが出てしまった。体のスタミナ面もありますし、投げるスタミナもつけていかないといけない。しっかり投げ込んでいけたら」。キャンプ初日からブルペンでアピールを狙う。
変化球の精度向上もテーマの一つだ。中継ぎではスライダー、ツーシームの2種類で勝負したが、先発転向に備えて現在は緩いカーブ、チェンジアップを特訓中。「(先発で)長いイニングということで、球種は多ければ多いほどいい。緩急が大事になってくる」と狙いを明かした。
先発争いは開幕投手候補の青柳、秋山、西勇、伊藤将に、ガンケル、アルカンタラ、藤浪らが続き、同じ左腕でドラフト2位の鈴木(創価大)、同3位の桐敷(新潟医療福祉大)もライバルとなる。「技術面でも先輩方などに聞ける時間が多いと思う」。温暖な南国で心技体のレベルアップを図り、し烈なサバイバルレースを勝ち抜く。
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