阪神・ドラ6豊田「開幕スタメン」積極打撃武器に佐藤輝へ宣戦布告「勝たないと出られない」

 ダッシュする豊田(撮影・山口登)
 キャッチボールする豊田(撮影・山口登)
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 阪神ドラフト6位・豊田寛外野手(24)=日立製作所=が10日、佐藤輝明内野手(22)に挑戦状をたたきつけた。新人合同自主トレ後に、今季の目標として「開幕スタメン」を宣言。昨季、新人で「6番・右翼」で開幕スタメンを張った“先輩”との、激しいポジション争いに勝ち抜く気概を示した。

 前日の矢野監督の訓示も影響しただろうか。落ち着いた口調ながら、豊田の言葉から強い思いがにじむ。プロ1年目の目標を問われると、言い切った。

 「開幕スタメンを目指したい。目標は高くないといけないと思うので。キャンプでどんどんアピールできたら良いかなと思います」

 目標を成し遂げるため、外野手争いで強力なライバルとなるのが、佐藤輝だ。昨季、オープン戦で12球団最多6本塁打を放つなど満点のアピールで、新人ながら開幕スタメンをつかんだ“先輩”の活躍は印象に残っている。「1年目からあれだけ本塁打を打ってますし、率直にすごいなと感じました」と刺激を受けてきた。

 とはいえ、負けるつもりはない。即戦力として期待される自覚もある。「やるからには(佐藤輝に)勝たないと試合に出られないと思うので、しっかり意識しながら」と気合は十分。「チームメートですけど、勝てるようにやっていきたい」と堂々の宣戦布告だ。

 逆方向への長打が魅力の右のスラッガー候補。武器は「積極的な打撃」だ。社会人時代から「どんどん初球から、甘い球が来たら打ちに行こうという姿勢は意識してやってました」といい、相手データの研究など事前準備を徹底してきた。プロで持ち味を発揮し、猛アピールを狙う。

 この日は、キャッチボールやダッシュなどで汗を流した。現在は都市対抗野球で痛めた左足を完治させるため、慎重に調整中。目下の目標である1軍キャンプ行きは、自主トレ期間の状態次第となる見込みだ。

 「全ての面をレベルアップしないと試合には出られないと思うので、走攻守でレベルアップできたらと思います」。激しい争いを勝ち抜き、最高のスタートを切る。

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