阪神・近本 地元・淡路の希望になる 子どもたちと交流「いっぱい回数を重ねたい」
阪神・近本光司外野手(27)が26日、地元の淡路市役所を訪れ、「淡路市スポーツ親善大使」委嘱状の授与式に出席した。2019年12月から就任。1期目を終えて、2期目となる23年まで、さらに2年の延長となった。
最高気温3度と冷え込んだ地元で、温かい歓迎を受けた。これからも淡路島の顔は近本だ。門康彦淡路市長から「子供の憧れ。淡路島のために頑張ってほしいと思います」と激励されると、力強い所信表明で応えた。
「また来年再来年も淡路島、淡路市の希望となれる(ように)皆さんに楽しみを届けられるように精いっぱい頑張っていきます!」
生まれ育った地元の声援が何よりのモチベーションだ。同大使を務めて2年。「淡路島、淡路市民のために自分は何ができるか、どんな楽しみを届けられるか」を考えてプレーしてきた。甲子園の左翼外野指定席には「近本シート」を設置。オフシーズンには小中学校で講演を行うなど、振興活動にも積極的に取り組んできた。
2期目も近本がこだわるのは、子供たちとの濃密な触れ合いだ。「野球を見てもらうのもそうですし、できることをどんどん増やして。1回で多くの人というより、少なくてもいっぱい回数を重ねられるように、多くの人に見てもらいたい」。大人数の野球教室で接する時間が限られるなら、少人数の講演会を何度も開いて体験談を伝えたい。淡路島愛にあふれる等身大のヒーローとして、地元への恩返しを続けていく。
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