阪神・福留がコロナ騒動謝罪 会食ルール違反「本当に申し訳ない」岩崎らと練習再開

 額に汗をにじませて、黙々とランニングする福留(代表撮影)
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 球団の判断により、新型コロナウイルスの濃厚接触者と同じ対応を取られていた福留孝介外野手(43)が5日午後、西宮市の鳴尾浜で自主練習を再開。練習後に取材に応じ、一連の騒動を代表して謝罪した。球団は今回の内規違反者について、球団規則にのっとり厳正に対処する方針を明かした。

 鳴尾浜で再開した自主練習後、福留が謝罪の言葉を口にした。

 「一番しっかりしなければならない立場の僕、年長者であって…がチームのルールを破ってしまった。本当に申し訳ない」

 阪神は先月24、25日に選手5人、スタッフ2人が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定を受け、その後もスタッフ数人の感染が判明。その原因の一端とされるのが同19日に遠征先の名古屋で行われた会食だった。

 球団は感染状況などを考慮し、広島、名古屋遠征時の指定日に限り「4人まで」「2時間程度」などの条件付きで外食を許可。陽性者7人中6人が9月唯一の指定日だった19日に外食し、福留は岩貞、陽川、糸原、江越、小林、木浪、スタッフと内規の人数を超える8人で、飲食店を貸し切って外食していた。

 「チームが一生懸命やっている中で深く反省しなきゃいけない。周りの方に多大な迷惑をかけた」。シーズンまっただ中に、主力を含む多くの選手が離脱するという事態を招き、チーム最年長者は言葉に後悔と反省の思いをにじませる。

 この日、濃厚接触者判定を受けていた岩崎と小川、球団で同対応としていた福留、江越、小林、木浪が午前中に実施した核酸増幅法検査で「陰性」と判定され、練習を再開した。

 「一緒に(食事へ)連れていっていた若いやつは、今の時間がすごくもったいない」などと、会食の主催者だったことを明かした福留は「僕らは一日でも早く体の状態を整えてプレーして、迷惑をかけた分はグラウンドで返せるようにやっていく」と離脱者全員の思いを代弁。糸原ら陽性判定を受けた選手も含め、少しでも早くチームに合流することを誓った。

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