阪神・伊藤将 2年目飛躍へリベンG宣言!今季1勝3敗 伝統の一戦で後輩との再会も心待ち

 キャッチボールする児童にアドバイスを送る伊藤将
 児童らと共に記念写真に納まる(前列左から)栄枝、岩田、中野、伊藤将(撮影・高部洋祐)
 児童にキャッチボールのアドバイスを送る伊藤将(撮影・高部洋祐)
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 阪神の伊藤将司投手(25)が17日、中野拓夢内野手(25)、栄枝裕貴捕手(23)、岩田将貴投手(23)とともにタイガースアカデミーのゲストティーチャーとして西宮浜義務教育学校を訪問。小1~6年約250人に、約2時間の特別授業を実施した。子供たちから元気をもらった左腕は、今季1勝3敗と苦しんだ巨人へのリベンジを宣言。巨人にドラフト2位入団したJR東日本の後輩・山田との投げ合いも心待ちにした。

 朝方まで降り続いた雨はやみ、校庭に子供たちの元気いっぱいの声が響き渡った。「好きです!握手してください!」。今季10勝を挙げた左腕はさすが人気者だ。寒さを忘れて子供たちと触れ合い、「ホントに楽しかったです。元気よくて力をもらいました。ピュアでかわいいですね」。童心に帰り、伊藤将も決意を新たにした。

 「来年巨人に対してどうやっていくか、反省点もある。やっぱり巨人を倒さないと優勝も厳しくなってくると思うので、しっかり抑えられるように来年は頑張っていきたい」

 2年目のジンクス打破へ、誓ったのは巨人へのリベンジだ。今季5試合に投げ1勝3敗と黒星先行。被本塁打5は最多で、防御率も同一リーグ唯一の4点台の4・67と一発攻勢に苦しめられた。

 「(点を)取られたらよくない時にそういうの(コントロールミス)が絡んで負けになるというのが多かった」。要因は要所での痛打と分析。中でも坂本には8打数4安打と打率・500、2本塁打とカモにされ「やっぱりそこを抑えないと上にはいけないと思いますし。ちゃんと抑えないと、長くローテーションを守ることもできない」と引き締めた。

 先輩の威厳も示したいところだ。巨人にドラフト2位で入団した山田は、JR東日本の後輩で普段から連絡を取り合う仲。来季は伝統の一戦で投げ合う可能性もあり、再会を心待ちにしている。

 「(オフも)山田とも会って、話せたら。JR(東日本)の時は同期入団だったので、プロで戦い合えたらいいなと思います」

 11月7日、巨人とのCSファーストS2戦目(甲子園)では1回1/3を無失点に抑える好救援を見せた。天敵のしっぽはつかみつつある。宿敵を封じ、2年目の飛躍につなげる。

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