阪神・中野がエール 中学生に「夢を持って」新入団虎戦士に「目標持て」自身は勇気や感動与える

 選手に声を掛ける中野(前列中央)=撮影・山口登
 中野(左)はタイガースカップを制した兵庫夢前ヤングに優勝旗を手渡す
 中野(前列右から4人目)はタイガースカップを制した兵庫夢前ヤングの選手たちと写真に納まる(撮影・山口登)
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 阪神・中野拓夢内野手(25)が12日、甲子園球場で「タイガースカップ」表彰式のプレゼンターを務めた。未来のプロ野球選手たちへ夢を持つ大切さを伝え、自身も今後の夢としてプレーで勇気や感動を与えられる選手になることを誓った。新入団選手へのエールも送り、自身もさらなる飛躍を求めて、今オフは下半身の強化を徹底する。

 ビシッとスーツ姿で決めた中野が、甲子園でタイガースカップの表彰式に登場した。背丈の変わらない中学生もいただけに「プロで(小柄な)体だと思われるのは少し恥ずかしかった(笑)」と率直な思いも吐露。未来のプロ野球選手たちへ夢を持つ大切さを伝え、自身の夢も語った。

 「今の夢は子どもたちや、見てくださるみなさんに勇気や感動を与えることが自分の目標。そこを忘れずに続けていきたい」

 中学時代はプロ野球選手になることが夢だった。阪神時代の鳥谷に憧れた少年の夢はかない、背番号51を背負う今は憧れられる立場となった。「中学生の時期が一番、成長する時期。夢を持つことによって、今後の人生も変わる」と断言する。

 チームにも新戦力が加わり新たに後輩ができる。新入団選手へのエールとして「プロ野球に入ることで満足するのではなく、入って何をしたいのかを明確に持ってほしい」と常に目標意識を持つことが大事だと強調した。

 中野は秋季練習中から2年連続盗塁王&50盗塁と明確な目標を掲げている。入団前の昨年の同時期に、矢野監督から断定調で目標を持つことの大切さを中野も教わった。「なりたいじゃなくてなると言い切る、言い聞かせることによって、自分に対する責任も生まれる」とプレッシャーをかけることが成長につながると信じている。

 来季はさらなる進化を遂げるため、今オフは下半身強化に重きを置く。「(プレーで)一番は下半身が大事。1年間戦う上で下半身が弱ると、走攻守全てが崩れる。体の強さを意識して、土台からしっかりと作り直していきたい」。屈強な体を作り上げ、来季は不動のレギュラーとして戦い続ける。

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