阪神 ドラフト6位・豊田寛 都市対抗野球で初回から打って走って躍動
「都市対抗野球大会・1回戦、日立製作所-ヤマハ」(30日、東京ドーム)
阪神からドラフト6位指名を受けた、豊田寛外野手(24)=日立製作所=が「1番・右翼」で先発出場。初回から、打って走って球場を沸かせた。
試合開始からわずか3球。豊田のバットが快音を響かせる。浮いたチェンジアップを、お手本のようなセンター返し。ライナーが中堅の前に弾んだ。
さらに、快足が持ち味の豊田。左腕が2球続けてけん制してきたが、動じない。完ぺきにモーションを盗み、二盗成功。スタートの良さと、俊足に場内がざわついた。
今季の阪神は20年度ドラフト6位の中野拓夢内野手が30盗塁で盗塁王を獲得。21年度のドラフト6位野手も、大きな武器を持っている。