阪神・西純 大谷流フォーム固め「動画見ながら」 重さ異なる6種のボールで壁当て

 「阪神秋季練習」(18日、鳴尾浜球場)

 阪神の西純矢投手(20)が18日、鳴尾浜での秋季練習に参加し、エンゼルス・大谷も取り入れている、米国・シアトルのトレーニング施設「ドライブライン」が考案した重さの異なるプライオボールでの「壁当て」を新たに導入し、投げ方も参考にしていることを明かした。2年目の今季はプロ初勝利を挙げたが、ローテには定着できず。“大谷流トレ”でレベルアップし、来季は先発ローテをつかみ取る。

 さらなる成長へ、新兵器を導入だ。青、黄、緑とカラフルなボールを壁に向かって投げ込んだ西純。安定感のある投球フォーム習得のためにエンゼルス・大谷が導入している、ドライブラインが考案したプライオボールでの「壁当て」を新たに取り入れた。

 「(2軍投手コーチの)安藤さんが、大谷さんが(テークバックを)直すのに使ってたみたいと言われたので、ちょっとやってみようかなって。大谷さんの動画を見ながらやっていました」

 今シーズン、課題に浮かび上がった制球力と投球フォームの乱れ。この日の午前中に届いた新アイテムをすぐさま使用し、克服に努めた。使ったのは重さの違う6種類のボール。肩肘の強化だけでなく、テークバックを小さくしてブレの少ない投球フォームを身につけることが狙いだ。

 安藤2軍投手コーチは「大谷選手が変えた内旋からのテークバックではなくて、外旋のテークバックっていうのも試してみてもいいんじゃないかと思って」とアドバイス。重いボールを投げることで、体の近くで腕を上げるフォームを身につけさせる。

 この日のブルペン投球後には、矢野監督から身ぶり手ぶり指導を受けた。主にリリースポイントについての説明で、指揮官は「真っすぐで押すことがもっと必要」と軸となる直球の力強さを求めた。

 3年目となる来季。先発ローテに加わるために安定感は欠かせない。「(フォームを)固めていくしかない」と西純。実りの秋とし、必ず進化を遂げる。

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