阪神・ロハス 青柳撃ちバックスクリーン弾 本調子の予感CS突破へ「ずっと良い」

 本番も頼むで!阪神のメル・ロハス・ジュニア外野手(31)が31日、甲子園球場で行われた全体練習に参加し、シート打撃で青柳からバックスクリーンに放り込んだ。来日1年目は苦しい日々の方が多かったが、現在は上り調子。巨人とのCSファーストS(11月6日開幕)は、背番号24のバットで突破する。

 ロハスが強烈な一撃を放ち、矢野監督は思わず声を漏らした。「シーズンで打ってくれっていう…」。実戦形式練習のシート打撃とはいえ、相手は今季最多勝と最高勝率の2冠に輝いた青柳。R砲はバックスクリーンに到達した白球を見届け、気持ち良さそうにダイヤモンドを一周した。

 カウント1-1からの3球目。変則右腕が投じた速球系のボールを完璧に打ち砕いた。「シーズンの後半からずっと良いコンディションを保つことができていると思うね」。次打席では守屋の変化球をバットの芯に乗せ、右中間を破る三塁打。いずれも左打席から、参加者16人の中で唯一2安打をマークした。

 阪神1年目の今季はコロナ禍で来日が4月にずれ込み、「苦しい時期もあった」と前半戦は期待を裏切る大不振。だが、後半戦に入ってから徐々に本来の感覚が戻ってきた。逆転Vを目指していた10月は16試合の出場で打率・294と奮闘。「シーズンの反省を生かして今、取り組んでいる」と手応えはある。

 指揮官も「いいものはどんどんいい形でクライマックスに入ってくれたらいい」と現状に目を細める。CSファーストS直前に練習試合が3つ組まれており、そこが本番に向けた最終確認の場所。「よりよくしてくれたらいいかなと思っています」と話し、力強く助っ人の背中を押した。

 開幕からクリーンアップを担っていてたマルテ、大山、サンズの3人がそろって低空飛行。近本も右ハムストリングスに不安を抱えている中、背番号24にかかる期待は大きい。

 もうロハスは腹をくくっている。「一つ一つのプレーを大切にして戦っていかなければ勝つことはできないと思うね」。11月6日・巨人戦(甲子園)から始まる日本一への挑戦。持ち前の長打力で矢野阪神をけん引する。

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