阪神・川藤OB会長 日本一へ熱いゲキ V逸「悔しいに決まっとるやろがい!」
阪神の川藤幸三OB会長(72)が31日、甲子園で行われた全体練習を視察。雪辱の日本一へ向けて、チームを激励した。
シート打撃が始まった頃、バックネット裏のスタンドでOB会長と矢野監督が話し込む姿があった。約20分に及んだ“対談”。熱い思いを交わした。
16年ぶりのリーグ優勝を逃し、「悔しいに決まっとるやろがい!」と川藤氏。ただ、「一番悔しいのは現場で戦ってきた連中。めげずにやな、もう一つの手段として日本一になれるチャンスがあるんやから、最後までやりきってもらいたい」とエールを送った。
それでも自身も貢献した85年のVに話が及ぶと、思いがあふれた。「果たしてこんなものでいいんかなと思ってな。これだけ伝統の一戦やと、巨人とライバル視されている球団がやぞ」。今季、リーグ制覇したセのヤクルトは8度目、パのオリックスは13度目。対して、過去5度の阪神に「そっちの方が情けないわ」と嘆いた。
常勝軍団へ説いたのは“チームの柱”の必要性だ。「柱がないところに優勝はない。まずは大山。そこから佐藤がどれだけ大山に向かって『4番はボクが取ります』というぐらいの。切磋琢磨(せっさたくま)することが一番大事や」。誰もが望む頂点へ球団一丸となって戦うだけだ。
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