阪神・伊藤将 セ全球団勝利は持ち越し 6回1失点も味方の援護なく

 1回、村上に先制適時打を浴びる伊藤将(撮影・金田祐二)
 6回、満塁の好機に凡打するサンズ。手前は好投する伊藤将(撮影・田中太一)
 1回、山田を打ち取る先発の伊藤将(撮影・田中太一)
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 「ヤクルト-阪神」(15日、神宮球場)

 無念の降板となった。阪神先発の伊藤将は6回1失点ながら、8勝目はならなかった。

 初回に村上の左前にポトリと落ちる適時打で1点を先制されたものの、その後は丁寧な投球で二、三、四回とすべて三者凡退に斬る。1死二、三塁のピンチを迎えた五回には相手先発の小川がスクイズを敢行。これが捕手への小フライで併殺となり、無失点で切り抜けた。

 さらに六回2死一、二塁の場面でも、オスナを強気のインコース直球勝負で見逃し三振に斬ってみせる。その次のイニング、七回表の打席で代打を送られて交代となった。

 再三、イニングの先頭打者が出塁しながらも、味方打線が点を取れず。援護を受けることなく、セ全球団からの勝利は持ち越しとなった。勝てば13年・藤浪以来、左腕では86年・遠山昭治以来の新人8勝に到達していたが、その記録達成も次回登板以降となった。

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