「広島１－４阪神」（１０日、マツダスタジアム）

　阪神・矢野監督が２軍降格となった佐藤輝明内野手にエールを送った。

　広島に快勝後、ドラ１ルーキーについてコメント。「何もへこむことなんか、何もないし、まだまだ試合も続くし、あいつの野球人生なんて、まだ第一歩踏み出したところなんだから」と前向きに語った。本人とも直接話をしたという。

　佐藤輝は９日のヤクルト戦で３試合ぶりに途中出場。２打席連続空振り三振に倒れ、３５打席連続無安打、球団日本人最多の１５１三振を記録した。

　今季はここまで１０５試合に出場。打率・２５４、２３本塁打、６０打点の成績。６月までの打率は・２７３だったが、夏場を過ぎて成績を落とし、７月以降の打率は・２０６だった。プロ入り初の２軍降格となる。

　指揮官は「このままこっちにいて少ない打席であいつを置いておくよりも、ファームいって打席を多く立って、調子上がって早く帰って来るほうが本人のためにもなりますし」と説明。先を見据え、「逆に悔しさがあったり、こういう経験があったからこそと後で言えるように、そういう時間にしてもらえたらと思います」と背中を押した。