阪神・矢野監督、4回6失点の高橋に「いいときの状態ではない」「次回も考えている」

2回を投げ終えた高橋(右)とベンチで水を飲む矢野監督(中央)=撮影・高部洋祐
1回、先発の高橋(右から2人目)はヤクルト打線につかまり福原コーチ(左)がマウンドへかけよる(撮影・田中太一)
ベンチで頭を悩ます矢野監督(撮影・飯室逸平)
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 「阪神3-13ヤクルト」(9日、甲子園球場)

 阪神は投手陣が踏ん張れず、ヤクルトに完敗。339日ぶりに甲子園の先発マウンドに上がった先発・高橋が不運な一打や味方の失策もある中で踏ん張れず、4回9安打6失点(自責5)で敗戦投手となった。

 矢野監督は「まあやっぱりいいときの状態ではないよね。もちろんそういうの(失策)はあったとはいえ、捉えられている打席も多かったので。遥人の本来の、というところではなかったよね」と高橋の投球を表した。

 初回の5失点が痛かった。いきなり2本の安打のあと、三ゴロを大山が一塁悪送球して無死満塁のピンチ。ここで4番・村上の左前2点適時打でまず2点。さらに1死一、二塁から中村の左前打を左翼・サンズがファンブルし、二走・山田の生還を許しさらに1点。

 なおも1死一、二塁。サンタナの中堅前方への飛球に近本が前進したが、打球はグラブの下をすり抜けて後逸(記録は二塁打)。2者が生還した。

 この回の大山とサンズの失策でリーグワーストの72失策が記録。ミスと痛打で、立ち上がりからいきなり5点を失った。

 失策がらみでの失点に「まあまあ、締まらんわね」と話した指揮官。高橋については「次回も考えてるよ」と登板させる意向だ。

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