岡田彰布氏が解説「この1勝はホンマに大きいよ」巨人は追い込まれて第3戦に

 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏が4日、甲子園で行われた阪神-巨人戦で本紙の解説を務めた。大山の逆転2ランで首位攻防3連戦に連勝し、首位に再浮上した阪神。岡田氏は「この1勝はホンマに大きいよ」と評した。

 六回に岡本和の逆転2ランで試合をひっくり返され、迎えた終盤。岡田氏は記者席で「この試合は分からんよ」とつぶやいた。ガンケルの後を受けた及川が七回2死満塁のピンチを切り抜けるなど、リリーフ陣が粘って“次の1点”を与えなかった。ゲームの流れが定まらない中で「ビエイラが前回登板で失点してるやろ。昨日、1日空いたとは言え、抑えが失点した次の試合は怖いんよ。投げるボールはそんなに変わらんのやけど、何かな」と分析していた。

 その読み通り、九回先頭の糸原が粘って左前打で出塁し、続く大山がサヨナラ2ランを放って連勝。今年2月のキャンプ中に行われた大山との対談で「もっと(打った後に)余韻を楽しまなアカン」と助言を送っていた。主砲らしくしっかりと振り切って-。この日、インサイドの直球を完璧に捉えた直後、ガッツポーズして打球を見つめながらゆっくりと歩き出す背番号3の姿を見届け「この1勝はホンマに大きいよ」と評した。

 「昨日の勝ちも大きかったけど、今日の勝ちはもっと大きい。これで阪神は余裕を持って第3戦に臨める。逆に巨人は明日、絶対に勝たなアカン状況になった。勝負どころはまだ先やから、一気に(ギアを上げる)いうのはまだ先。そうやなくて、まず余裕を持って第3戦を戦えるというのが大きいんよ」と監督目線で解説していた。

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