阪神・藤浪 ロッテ・佐々木朗と聖地で初激突 160キロ対決「負けない」

 27日・ロッテ戦(甲子園)で“エキシビションマッチ開幕投手”を務める阪神・藤浪晋太郎投手(27)が26日、令和の怪物・佐々木朗との初の投げ合いに闘志を燃やした。甲子園での投手指名練習後に取材に応じ「次元が違う」と相手右腕を絶賛しつつ、「自分も負けないように」と気合十分。160キロ対決を制し、後半戦のローテ入りへ前進する。

 東京五輪開催中の裏で、野球ファン注目の投げ合いが甲子園で実現する。藤浪VS佐々木朗-。年代は違えど、高校時代から豪腕で世間をにぎわせてきた両者が聖地で初激突。普段は冷静な藤浪だが、佐々木朗の話題に及ぶと口調が熱を帯びた。

 「(佐々木朗は)新時代の人間だという感じがします。自分の高校生の時と比べても、次元の違う感じがしますし、まさに怪物にふさわしい選手だと思います」

 大阪桐蔭で2012年に甲子園春夏連覇を達成した藤浪からしても“令和の怪物”佐々木朗の実力は別格だという。互いに最大の武器は、160キロ超えをたたき出すスピードボール。剛球対決にも注目が集まる。

 もちろん負けるつもりはさらさらない。「自分も負けないように良いピッチングができればと思います」。公式戦での投げ合いではないが、白熱の投手戦を演じていく覚悟だ。

 後半戦ローテ入りを狙う藤浪にとって、今回の一戦はアピールへの格好の場となる。1軍での先発は4月23日・DeNA戦(甲子園)が最後。再昇格した6月上旬以降は中継ぎを担った。「もちろん結果が必要なことは分かっています。その中で試せることは、試して良い登板にできればと思っています」と語気を強めた。

 後半戦の先発枠6番目のイスを懸けて、及川や二保と争っている。「争って勝ち取っていかないといけない立場。後半戦のローテで回れるようにアピールして、勝ち取っていきたい」と決意を抱く。

 福原投手コーチも「後半戦に向けてチームが加速するための一つのピースになってほしい」と期待を寄せる。甲子園ではキャッチボールなどで最終調整し、態勢を整えた。今季の開幕投手も担った藤浪。佐々木朗との投げ合いで快投を披露し、先発・藤浪復活ロードへの幕開けとする。

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