阪神・石井将 エキシビ登板ゲッ投 昨季転向の希少左サイドスロー!今季初1軍合流

 阪神・石井将希投手(26)が23日、今季初めて1軍に合流し、左のワンポイントへ名乗りを上げた。昨年9月30日に支配下登録を勝ち取り、11月のみやざき・フェニックスリーグからサイドスローに挑戦。今季はウエスタンで結果を残し、エキシビションマッチ登板のチャンスをつかんだ。後半戦の“秘密兵器”として、ブルペン陣に欠かせない男になる。

 球界でも希少な左のサイドスローにチャンス到来だ。1軍合流した石井将は早速ブルペンに入り、持ち味をアピール。同じ左殺しの巨人・高梨、大江のような活躍を誓った。

 「そういったところを含めてチャンスだと思います。何度もチャンスをいただける立場でもない。少ないチャンスをつかめるように頑張りたいです」

 昨秋から横手投げに挑戦。2軍安芸キャンプでは藤川SAから指導を受け「自分主導ではなく打者が嫌がるような投球をすることが大切」と金言を授かった。今季ウエスタンでは23試合で1勝0敗、防御率2・30と飛躍。27日から始まるエキシビションマッチ登板のチャンスをつかんだ。

 セ・リーグにはヤクルト・村上、巨人・丸、DeNA・佐野ら左の強打者が顔をそろえる。現状、1軍の中継ぎ左腕は岩崎、岩田稔、先発転向も視野に入れる及川の3人だけ。石井将がワンポイントとしてハマれば継投の幅も広がるだけに、矢野監督は「左は欲しいところ。エキシビションでいいものを見せてくれればチャンスはある」と期待を口にする。

 石井将も「結果を出すことが一番。打者を抑えてアピールしていきたい」。大卒4年目、育成出身の苦労人が後半戦の秘密兵器となるかもしれない。

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