阪神・梅野“一人ゲッツー”完成 “神守備”で魅せた「波に乗って後半戦いたい」

 7回、ソフトバンク・栗原の二ゴロでソフトバンク・松田を挟殺した後、オリックス・杉本(右)をタッチする阪神・梅野(左)=撮影・西岡正
 7回、ソフトバンク・栗原の二ゴロでソフトバンク・松田を挟殺する阪神・梅野(左)=撮影・西岡正
 7回、栗原の二ゴロで三走・松田を挟殺した後、一走・杉本(99)にタッチした梅野。一度はセーフと判定されるも、リクエストでアウトになった
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 「マイナビオールスターゲーム2021・第2戦、全パ4-3全セ」(17日、楽天生命パーク宮城)

 これが3年連続ゴールデングラブ賞獲得の実力だ。青柳が登板した六回守備から出場した阪神・梅野が、七回に“神プレー”で魅せた。

 無死一、三塁で、栗原の打球は前進守備の二塁正面へ。捕球した山田が素早く本塁へ送球して三走・松田を三本間で挟む。梅野が松田を三塁方向へ追い込み、タッチしてまずはワンアウト。そのまま三塁方向へと走り込むと、そこに滑り込んできた一走・杉本にもタッチをした。

 こちらは一度はセーフの判定となったが、原監督がリクエストを求めて、リプレー検証の結果、判定が覆ってアウトに。梅野が一気に二人をタッチアウトにする“一人ゲッツー”を完成させた。

 「追いながら後ろのランナーも見えたんで“これ行ける!”って。アウトにした自信があったのでホッとした」。判定が覆ったシーンを笑顔で振り返った梅ちゃんは、試合前練習時には原監督に話し掛けられ、ティー打撃のトスを上げてもらう場面もあった。

 スタメンマスクをかぶった第1戦では、適時三塁打を放つ活躍。「金メダルを獲れるように」と東京五輪での活躍を誓い、さらに「この2日間タイガースの選手もここぞで結果を出したし、波に乗って後半も戦っていきたい」と表情を引き締めた。

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