同一カード3連敗の阪神・矢野監督「初回の攻防が勝負を分けた」 Gとは約2カ月ぶり2・5差

DeNAに3タテを食らい、スタンドのファンに頭を下げる阪神・矢野燿大監督ら(右端)=甲子園(撮影・北村雅宏)
8回、DeNA・ソトのソロをベンチから見つめる阪神・矢野監督(撮影・飯室逸平)
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 「阪神3-8DeNA」(27日、甲子園球場)

 阪神が5位・DeNAにまさかの同一カード3連敗を喫し、2位・巨人には4月30日以来となる2・5ゲーム差へ迫られた。

 矢野監督は「初回の攻防が勝負を分けたものになった」と悔しさをにじませた。いきなり秋山がオースティンに先制2ランを被弾。その直後、近本が二塁打で出塁し、糸原の進塁打で1死三塁としたが、マルテは四球で歩き、4番・大山、5番・佐藤輝が相次いで凡退した。

 これも連敗中の悪い流れなのか…マルテの打席でDeNAの二遊間は前進守備を敷かず「1点やむなし」の状況だった。ここで歩かされてしまったことにより、ゲームが一気に重くなった。次打者・大山は一転して内野ゴロでは併殺の可能性があるため、打席でのハードルが高くなってしまった。

 打席での内容を見る限りゾーンを高めに上げて、外野フライを打てるようなボールを待っていたように映ったが、最後は外角低めのスライダーに空振り三振に倒れた。続く佐藤輝も初戦から続く執拗(しつよう)な内角攻めに翻弄(ほんろう)されて空振り三振。1点すら返せなかったことがより本拠地・甲子園の空気を重くし、先発の秋山も耐えきれなくなった。

 結果的に四回にソトの3ラン、五回に桑原のソロなど、今季ワーストとなる1試合4被弾で完敗。打線は五回に3者連続二塁打などで反撃したが、中盤までの大量失点が響いてしまった。

 指揮官は「秋山らしく粘ることができなかった」と振り返り、本拠地甲子園で5連敗、今季初の同一カード3連敗という苦境にも「受け止めて、反省して、前に進むことが大事。火曜日からしっかりやっていきたい」と前を向いた。

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